支部長挨拶

日本経営士会中国支部長 板平憲洋
「個」の輝きが響き合う、知のギルド
1. 1951年にはじまった日本経営士会
1951年、戦後復興という未曾有の困難に直面していた日本。その再建を託されたのは、一律の教育を受けた組織人ではなく、それぞれの現場で圧倒的な実績を上げてきた「一流の能率家と学者50名」でした。
彼らは、どこかで教わった一律の理論をなぞる集団ではありませんでした。生産現場を立て直した者、財務の泥沼を救った者、組織を再編した者。それぞれが独自の「強いノウハウ」を持つ、多様なスペシャリストの集結だったのです。この「実務指導型(プロ・コン)」というDNAこそが、日本経営士会の原点です。
2. 「網羅」ではなく「深淵」――経営士の独自性
私たち「経営士」は経営学をすべからく網羅した専門家とは違います。
私たちのは、「特定の分野で修羅場をくぐり抜け、独自の専門性を磨き上げてきた個の集団」です。
生産管理、営業、人事労務、財務、DX、SNS、環境経営――。 一つの色に染まるのではなく、強烈な個性が集まる「知のモザイク画」であること。それこそが、日本経営士会の圧倒的な独自性だと思います。
3. 「連携」こそが我々の強み――だから、お互いを知あおう
今の時代、一人の天才がすべての課題を解決することは不可能です。生成AI、気候危機、人的資本経営…。経営者が直面する問題は、もはや一分野の知識では太刀打ちできません。
だからこそ、「連携」が価値を生む鍵となります。 しかし、経営学の教科書を共有しているわけではない私たちにとって、連携は簡単ではありません。それぞれが持つノウハウや専門性が多様だからこそ、「お互いを深く、魂のレベルで知り合うこと」が欠かせないのです。
仲間の背景、得意技、(苦手なこと)、そして挫折の経験までを知ることで初めて、私たちはパズルのピースのように完璧に噛み合い、一人では成し遂げられない変革を起こすことができると信じています。
4. 全国に広がるネットワークの中の、濃密な集い
私たちは、全国12支部に広がる全国ネットワークを持ちながら、それ以上に、支部や研究会、委員会、NJK(女性経営士の会)といった「顔の見える小さな繋がり」も大切にしています。
70年以上続く伝統ある日本経営士会という巨大な看板を背負いながら、小さな集まりの中でお互いの専門性をさらけ出し、「誰が何に強いのか」を深く理解し合う。この「知り合うための努力」こそが、日本経営士会を、単なる資格団体ではない「生きた知の生態系」へと進化させているのです。
5. あなたの「武器」を、私たちと一緒に持ち寄りませんか
既存会員の皆様へ: あなたの持っている唯一無二のノウハウは、仲間に知られることで、より強力に社会を救う武器になります。伝統という名の誇りを胸に、もっとお互いを知り、越境しましょう。あなたの「個」が仲間の「個」と響き合うとき、そこに新しい時代のイノベーションが生まれます。
これから会員になろうとする皆様へ:あなたの磨き上げてきた実績を、このギルドに持ち寄ってください。ここは、あなたの多様性が尊重され、誰かの専門性と結びつくことで、想像もしなかった価値へと昇華される場所です。
「伝統」とは、火を絶やさないこと。そして「革新」とは、新しい知を繋ぐこと。お互いを知り、認め合い、共に戦う。そんな「知の冒険」に、あなたも加わりませんか?
一般社団法人日本経営士会中国支部 支部長 板平憲洋
中国支部事務局
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